岡部覚弥（おかべ かくや）──（1873〜1918）江戸金工（刀装具・鐔）師。福岡生まれ。東京美術学校彫金科卒業。加納夏雄に師事。近世金工界に賛嘆たる足跡を遺し幕末の特異な時代性と文化とが生み出した名工と呼ばれた。六角紫水らとボストン美術館で収蔵品修理にあたった。